生物の基本的食餌(しょくじ)行動は明日の政治に何を要請しているか?   アリは何を望んでいるのか?

音楽とは言葉だ。その旋律の調和は人間を紐解(ひもと)く唯一の鍵盤(keyboard)だ。 

 人間の三つの権利とは何か?
 ⅰ 生きる権利
 ⅱ 知る権利
 ⅲ 安らかな心身を保持する権利 

 ⅰは人間らしい日々の生活ができること。食事、仕事、結婚、子育てに十分適した環境が設営されていること。
 ⅱは教育、学習の学ぶ機会、学校設備、教師が十分確保されていること。人間とは何か、社会、国家とは何か、地球が存在する理由はどこにあるのかを知ること。
 ⅲは遊ぶ権利、心がリラックス、癒(いや)される幸福な時間を持つこと。1日の疲労を回復させる安らかな睡眠時間があること。家族、友情に支えられ、恋、グルメ、アニメ、ゲーム、娯楽(エンターティメント)に心が満たされていること。

 これらの人間の基本的権利を行使して、不正、不公平、虚偽、非人間性、真実、善、巨悪、美、醜、正義、不正義、良心、知性の意味、それらの違いを理解し認識すること。そして知を行動によって完結すること。

 人々の日々の生活は何重(なんじゅう)もの外枠(そとわく)によって守られている。それは家族であったり、会社、学校、組織、部族、宗派、言語、人種、国などだが、今の所、一番外の枠は地球成層圏だ。
 人と社会の仕組みの関係は金の流れを追えば一目瞭然(りょうぜん)だ。経済の大動脈である金の出所(でどころ)、行き先をたどれば、最終的に悪徳政治家の隠し資産に化けているのか、高級官僚の贅沢(ぜいたく)のし放題、セレブな生活の維持に役立っているか、財界の巨億の裏金、ウラ帳簿に流れ込んでいるかがわかる。
 古代から人間(本来、自然に備わっている自由の発動体としての個人、個人)を制御、統制する社会の仕組みは一貫している。社会を構成する基本単位は[権威]だ。権威付けされた権力者とは、シャーマン(巫女)であったり、首長、部族長、王、貴族、人民、大統領、書記だったりするが、個々の人々と社会の統御者との関係には一定の比率がある。情報が世界中に氾濫、錯綜し、テロリストが原爆を使用して国を脅すことも可能になった現代では、独裁者であれ、国民の意思を無視することはできない。表面的には国民の直接、間接投票によって、100%に迫る支持、賛成票を得なければ、独裁権力でさえ一日も持たない。
 国民の意思の表明は手段がパソコン上であれ、投票所の整列であれ、選挙によって確認される。所属する組織の成員が少数であれば、無論、直接、全員の意思の確認、表明が可能だ。だが、直接選挙、国民投票の正当性を過信し、ナチスの世論扇動工作による独裁、第二次世界大戦の惨禍を招いた過去の傷はまだ癒(い)えていない。 中国の科挙も一見、公平で公正そうに見える。(試験の成績優秀者が行政の幹部に登用されるのだから、フランスのENAと同じだ。) (中国共産党も人民の中から優秀な人員を選抜しエリート集団を形成し、人民支配の暴力装置を設置することに成功した。対外的には無法、非人間的な、人間の生存を否定する暴力国家を造り上げたことも、歴史ある秀逸な科挙制度の延長上にある。) だが、国民の側からの官僚統制、監視、罷免(ひめん)の権利が確約されていない以上、宦官(かんがん)、官僚、共産党員の権限の拡大、組織の拡張、肥大増殖、強権横暴、無法化を抑制する機能はどこにもない。官僚独裁、共産党特権階級の放恣(ほうし)、不法蓄財、不正、国家損壊を阻止する防人(さきもり)の盾(たて)の役割は国家内部のどこにも存在しない。不正腐敗が進行し、独裁権益の内部矛盾が激化し、共産党内部での抗争、利権争奪の闘争の果てに共産党が自壊し始めるまで、人民は明日に一縷(いちる)の希望も見出せない。

 間接民主主義は国民が国民の代表者たちを選出し、代表者たちに国家運営を委託する。直接民主主義は国民の直接投票によって1名の代表者を決める。フランスの革命、帝政を経た議員内閣制、共和制、大統領制との並存、ドイツのナチス体験、連邦大統領、連邦議会と州自治権力との緊張、チェック関係、イギリスの立憲君主、議員内閣制の並立、アメリカの大統領制、間接民主主義、それぞれに種々の問題を抱えるが、国民の意思をどのように権力の行使に反映させるかということに模索が続いている。各国の事情で立法と司法の権力分立が不分明だったり、立法と行政の分立が曖昧(あいまい)、司法、警察権力、行政がべったりの未熟、社会不全は依然、残されている。

 21世紀では、民主国家のみならず、独裁国家であれ、直接、間接に国民が国民の意思を表明する民主的な場は建前上、用意されている。その実質的な意味の国民意思の実現は、間接的か、直接的かの割合には変化があっても、国民投票という選挙の実効性、調整、事後補修、補正作業にかかっている。定数削減、選挙資金の制限、投票参加への報奨金、不参加のぺナルティ等々、様々な手段、方法を試行、実験、シミュレーション(演習)して、投票率を近似90%以上に押上げることはできる。少なくとも、議会を構成する議員、代表者たちの選出と、国民直接投票による1位獲得者指名の二つの選挙を行えば、国民の意思は最低限の程度は表明される。1位指名獲得者と議会の関係はそれぞれの地方、国の段階、特徴に応じて個別に決めればよい。
 
 政治の問題とは、結局、国民の意思とは無縁の所で、国民の生活に直結、直撃する税制、予算が決定し、強権、抑圧的な権力行使をも可能にする法律が役所仕事で容易に制定され、国民が常に硬直癒着した権力に圧迫、強制、支配、統制されているからではないのか?

 

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